ロシア海軍コルベット ステレグシュチイ  オレンジホビー 1/350 レジンキット

マイナーな艦なので余程の軍艦マニアしか知らないと思う。よくぞオレンジホビー(台湾)はキット化してくれたと思います。
チョット実艦を説明。
ロシア海軍の最新のステレグシュチイ級コルベットのネームシップ。バルト艦隊所属。満載2200t、機関はディーゼルエンジン、武装はA190型100mm単装砲×1・コールチクCIWS×1・AK160×2・3M24ウラン4連装発射機×2(艦中央)、艦載機はKa-27L(ベストセラーですね)。見ての通りのステルス形状。船体はモジュール化により容易にバージョンアップ出来るそうだ。2番艦からはコールチクCIWSに代わりに垂直発射式のセルに変更、フリゲート艦並の打撃力になっている。
キットはレジンキットでスケールは1/350、完成すれば約30cm位。エッチングパーツ・真鍮パーツ・デカール付属のフルキット。スタンドは別売(ウイング アンド レイル製)、台はDIYセンターより購入。
排水量が2200tと云うことは帝国海軍の駆逐艦とほぼ同じ。砲塔も含めステルス形状のおかげで洗練されていますが・・・迫力の無いスタイルです。自分は艦の大砲や機銃の数が多い方が好みですし、殺気の感じられないような艦や歴史の無い船はチョット・・・。
展示会に間に合わせようと突貫工事。部品点数が少ないので1週間ほどで完成の予定が、船体の歪みや強力な離型剤等の処理で倍の2週間も掛ってしまった。特に船体にしみ込んだ強力な離型剤には泣かされました。型に離型剤かけ過ぎ?の為か船体上面に細かいぶつぶつのムラがあり、何度洗浄してもマスキングに塗装を持っていかれること数度、更に接着していたエッチングパーツが洗浄の度に剥がれ、心が折れそうに・・・。最後は筆塗りで誤魔化しました。また小部品の型のズレは致命的、今回はそのまま使用。現用ロシア艦のプラモデルから流用する方が良かったかな・・・(でも部品取りに一隻潰すのはどうか・・・お、恐ろしい)。と言いながらKa-27Lのリアの垂直尾翼2枚はトランペッターのプラキットより流用(6機入りのキットが格安で手に入りましたので)。
現用艦なので明るめの色で塗装。すべてタミヤアクリルカラー。船体はライトグレイ、艦艇色は赤にグレイを混ぜた色、茶色の甲板は最初は調合した色を塗装していたのですが、剥がれまくったので最後はレッドブラウンの筆塗りです。ヘリポートはグリーンにライトグレイを混ぜた色です。煙突付近はNATOブラック。
空中線や信号索はカステンのリギングや手持ちのエッチングパーツからつかえそうな物を使用。籠状のアンテナは真ちゅうパイプに真ちゅう線を巻いて作った円形リングにエッチングの細い線を接着して作っています。楽しようとどこぞの籠型アンテナのエッチングパーツの使用を考えましたが長さが合わない為使用できませんでした。垂直のアンテナ線は付属のエッチングパーツだと平面過ぎたので真ちゅう線と真ちゅうパイプを組み合わせて作りました。
とにかくレジン製の艦船キットは暫くの間はいいや・・・。