オーラバトラー ビルバイン  1/72 B-CLUB ガレージキット(原型 造形村)
ダンバインから10年、やっと最後のビルバインに取り掛かる。
間が空いたのは無改造のビルバインの画像を見て製作するシーンが思い浮かばない為モチベーションが低かったのだ。こいつだけ他のとは違い取っつき難いポーズなのだ。
シリーズ完結ということで手持ちのオーラバトラーすべてを使いバトルロイヤル風にヴィネットを構成。設定は完全無視だ。
多摩工房のレプラカーンを倒したライネック(多摩工房製)の隙をついて上空からグサリ。ライネックとレプラカーンはフリーポーズ式なのでテキトーにポーズをとる。
ビルバインは剣のみで支えるので念を入れて強度を持たせる。一回り大きくした剣から右肩まで一本の2mmの真鍮線をインサートした物を原型として複製、一体のレジンパーツに置き換える。展示するとビルバインがぐらつくが強度は十分にある。ライネックの脚は流木にネジ留め。各関節部分は2-3mmの真鍮線で補強。この流木のみアクアリウムの実物を使用。兎に角堅く重い。ベースにネジ留めする。

オーラメモワ―ズ・シリーズはキットの素晴らしいデティールと最高の複製技術のお陰で殆ど下処理に手間が掛らないのGood。塗装に集中できるのだ。但しマスキング地獄が待っているのだが・・・。
2013年にヤフオクでダンバインを落札してからあっという間にシリーズ全部のキットを手に入れた。製作期間はずいぶん開いたがついにシリーズ完成となった。
聖戦士回想録(オーラメモワ―ズ)と名付けられたこのシリーズの原型製作はボークス造形村・大本和則氏。 B-Clubブランドで販売された。
4作しか販売されなかったので勝手にオーラメモワ―ズ4部作と呼んでいる(誤解しない様に)。
B-Clubには他に聖戦士ダンバイン・シリーズがあるが造形のニュアンスが全く違う。
オーラメモワ―ズ・シリーズはすべて固定ポーズのレジンキット、翅だけプラ成形。 それぞれのデティールは当時流行った生物的表現で部分的に独自の解釈が成されている。 それぞれ癖のあるポーズと左右のオーラコンバーターの向きがワザとずらしてあるのが特徴。また小さめのベースが付属しているが自立はしない。
4作で終わってしまったのが勿体ない。

コトブキヤ(多摩工房)ものも後で役に立つかもと思い少数落札しておいた。後々役に立つ。

製作はダンバインから取り掛かる。  ダンバインは川で拾ってきた流木に取り付ける為脚の爪を改造したのみ。流木のみだと寂しかったので100均の草を追加した。
最初に流木を使用したことでシリーズ全体のコンセプトが決まった。木(自然)を必ず使うことで統一感(世界観)を出すのだ。

ライネックは流木ではなくアクアリウムのオーナメントを使用。なかなか良い感じの流木が見つからない。
脚とベースを固定する為あえて右足を曲げて左脚のみで支えるポーズ変更を行った。オーラコンバーターの角度を揃えた。

ズワァースは左右のオーラコンバーターを揃える。
腰とお腹の間にレジン塊を入れて胴体を1センチ延ばしバランス調整する(胴体が短いと感じた為)。
ベースにモールドされている左脚をベースから切り離す。多摩工房のビアレスを足元に配置。圧倒的なパワーを表現する為コクピットを踏みつぶしたポーズにした。それぞれ流木に配置し前からも後ろからも見ることが出来るヴィネットを作る。